2016年03月24日

★X-Pro2は初心者向けカメラである

 敢えて言おう。
「X-Pro2は初心者向けカメラである」と。

 理由は「昭和のカメラみたいだから」。
 もう少し詳しく書くと「各パラメータのダイヤルが独立しているから」です。

20160324a.jpg


 いえね、X-Pro2をいじっていてフトそう思ったんですよ。
 その時思ったのは、表現がちょっと違っていて、
「X-Pro2は初心者にこそふさわしいカメラじゃないかな」という感じのもの。

 私にとっては決して使いやすくはない独立ダイヤルの存在ですが、カメラという機械を理解するのにはこれほどふさわしいカメラは昨今あまりないのではないかなって思うわけですよ。
 だってオート主体のカメラってある意味ブラックボックスみたいなものですよね。
 それにISOとか露出補正とかアイリスとかを変更、つまりコントロールする際、その意味を知っている人間ならメニューから呼び出したり、アサインしているコントロールダイヤルを動かすだけでいいんですが、そもそもその絞りとかシャッター速度とかISOとか露出補正とかプログラムシフトとか、そういう概念を視覚的に説明するのにはX-Pro2のようなカメラ(富士フイルムのカメラの多くがそうですが)はもってこいのような気がします。
 というか、説明が少なくて済むんじゃないかと思います。

 例えば「シャッター速度を変える」場合。
 私などはフロント側のコマンドダイヤル(コマンドダイヤル1とでもしておきましょう)にアサインしているので「コマンドダイヤル1を回して設定する」という説明をするわけです。
 すると説明された初心者はコマンドダイヤルとシャッター速度との関連性が不明なわけで、そのヒモ付けに対する説明が別途必要になるわけです。
 さらにプログラマブルなコマンドダイヤルですから、何も書かれていません。ダイヤルを回してはじめて、ディスプレイの数値が変わっていくわけです。
「コマンドダイヤル1を回すとそのようにシャッター速度が変わる」と説明されても右回りか左回りか、どちらにしろどちらかに回さないと数値が変化しませんからグリグリとやってみるわけです。
 で、ディスプレイに表示されるのは分母のみだったりしますから、これがまたわかりにくい。(・∀・)
 1000と250では1000の方が数値が大きいのに、シャッターが開く時間が短いわけです。まあ、「速度」といういい方は数値が大きい方が早い(早く閉じる)ので間違いではないしわかりやすいのかもしれませんが、「露出というのは光の量であって〜」なんて説明していると「量」なのにいきなり「速さ」という概念を出されるわけで「え? え? どういう意味?」とまあ、理解しにくいのではないかと。真面目にコツコツ考える人ほどわかりにくい状況に陥る可能性があります。

 その点、シャッター速度ダイヤルを見せて、「これ、分母だから。いちいち1/とか記載するとうるさくなるのでカメラ業界では分母だけを表記するのがお約束なんだよ」と説明した方が理解しやすい。

 でもって、昨今はオートは当然搭載されてますからシャッターダイヤルに「A」とあれば「そこに合わせておけばシャッター速度がオートマチックになるという意味」という感じで操作も感覚的にわかりやすい。

 アイリス、というか絞り輪も同様。いや、より感覚的にわかりやすいと言っていいでしょう。
 なぜならレンズの鏡胴に書かれてますからね。
「ここに絞りがあり、それをコントロールする数字」と言う感じでなんとなく構造すら理解できてしまう。
 こちらの数字はシャッター速度と違って等間隔じゃない数字があるけど、それこそ「明るさを表すカメラ業界のお約束の数字で、数字が小さいほど絞りが大きく光をたくさん通し、小さいほど光を遮る」といおう感じで絞りを実際に操作して見せれば、もうそれで一発で理解出来ちゃいます。
 で、こっちにも「A」がある。
 露出が基本的にはシャッタースピードと絞り値で決まる事が理解できていれば、「A」の意味もわかりますし、片方がAだけの時は、もう片方を任意に選ぶということも腑に落ちます。
 でもって「両方A」という概念も視覚で捉えられますので「絞りもシャッター速度もカメラまかせのフルオートっていうのは、こういう事なのか」とストンと仕組みをわかってもらえます(いや、「こういう事」っていったいどういう事?ってツッコみたいところではありますが)。

 ここまで理解してもらえれば、ISOのAも「露出に関係する第三のファクター」という感じで理解してもらいやすいですし、露出補正なんかにも簡単に言及できるでしょう。

 いや、実際にやった事無いからアレですけど、X-Pro2だと私、けっこうわかりやすく教えられるかもしれないと自信持っちゃいましたよ。

 例えば「絞りを開けて主体以外をボカす」というテクニックの説明するときだって、「絞り輪」を見てもらいながら「絞りを開放側、つまり小さい方に回すとどんどんピントが合う範囲がせまくなって、結果としてボケが大きくなる」なんて説明がやりやすいわけです。
「なるほど、絞り輪を小さい数字にするとボケが反比例して大きくなるんだな」と数値と視覚がシンクロして結果に結びつきやすいと思われます。
 同じ露出を得る為には、絞り輪を一目盛り開けると、シャッターダイヤルを一目盛り数字の大きい方にすれば同じ値になる、なんていう説明も双方を回して見せればわかりやすい。

 うん。
 昭和を懐かしむ老人のノスタルジーを刺激するだけのカメラなのかと思っていたら、カメラ初心者が取っつきやすいのに、「中味は凄いんです(ハイエンドカメラ)」な、ちょっと間口が広すぎるカメラなのかもしれません。

 個人的に、パソコンとカメラは初心者ほどハイスペックなものを買うべきだと思ってますが、特にカメラの場合、ハイエンド機は取っつき(デカイ・重い・インタフェイスが一見すると意味不明)に難がある場合が多いので素直にすすめられないんですが、X-Pro2程度の大きさ・重さならむしろ「貫禄あるね」的な好意を得られるサイズかもしれません。
 残るは値段ですが、ハイエンド機が20万円以下で手に入ると考えると安いもんです。
 ニコンやキヤノンのDSLRのハイエンド機っていくらします?
 おなじDSLRじゃなくてX-Pro2と同じミルクスでも、ソニーのハイエンド機はいくらします?
 そう考えると予算さえ許せば、最初からX-Pro2買う方がいいんじゃないかな、と。

 うんうん。
 長く使えるし、X-Pro2、いいんじゃないかな。
 富士フイルムの場合、SONY「なんか」と違ってけっこう手厚くファームウェアのアップデートをおこなってくれるし、「長く使って下さい(ボディはいいからレンズ買えや)」というメッセージが見え隠れしますので、コストパフォーマンスもいいカメラじゃないでしょうか。
 

 と。ここまで書いていてフト思い出しましたが、富士フイルムのカメラだったら別にX-Pro2じゃなくても、たとえばX-T10でもいいんじゃない? って思いました。X-T10ならX-Pro2とほぼ同じインタフェイスです。細かい事を言うとISOダイヤルがないだけです。これならレンズキットもあるし、いい選択かもしれません。

 ということで、またもやX-T10の良さを再認識する私でございました。(・∀・)
 
 とは言え、フラグシップのX-Pro2は出たばかりだし、モデルチェンジのスパンX-Pro2の例を見ると4年。そういう意味では趣味としてのカメラの場合「所有する満足感」ってのはかなり重要な要素になりますので、中途半端に廉価なX-T10でお茶を濁して「X-Pro2も良さそうだなあ」なんて考えるより最初の一台として思い切ってフラグシップ買っちゃう方がよほど安く付くという考え方もありますね。

 そこで私は富士フイルムの人に一言いいたい。
「X-Pro2にもX-T10やX70のようなオートレバーを是非!」
 あれは地味だけど超便利なんですよ!
posted by Eir Amy at 10:31| Comment(0) | TrackBack(0) | ミルクス

2016年03月19日

★FUJIFILM X-T10 その2

 しばらく使ってみての感想を備忘録として。

20160319t10a.jpg


 お気に入りのいつものレンズ、もしくは「今日はこのレンズ」と決めたレンズでブラブラと撮影をするわけですが、それでもそれなりに「あ、ここはあのレンズで」と思う事は多いです。たぶんそれは私だけではないはず。
 なので普通は「ズームレンズ」を装着するのが「賢い人」。まあ「賢い」と言うと色々と語弊がありそうなので「合理的」という言葉に置き換えてもいいですかね。多少のネガ要素を加えるなら「モノグサ」という言葉も当てはまらないわけではないかもしれませぬ(どっち?)。

 私自身は全てのレンズはズームレンズであって欲しいと思っております。
 というかズームレンズが大好きです。単焦点レンズなんて画角固定というだけでアホかと思います。
「このオレ様が、なんでお前に画角を決められなくちゃならないんだよ!」
 みたいな?
 でも、ほとんどズームレンズは使いません。
 いえ、ウソです。
 使いますけど、あまり持って出ません。
 ボディに装着しているのは、ほとんどが単焦点です。
 面倒で不便で、基本的に好きじゃない単焦点レンズを使わざるを得ないからです。
 なぜか?
 理由は実に明瞭。

・イメージサークルがカバーするフォーマットは4/3からせいぜいAPS-CまでOK。
・画角は全周魚眼から(135版換算で)200mm程度をカバーし、
・当然全長変化のないインナーズーム、
・特別明るくなくてもいいから、全域固定のf/2.0くらいの明るさで、
・パンケーキサイズでせいぜい200gまで
・全ての焦点距離で描写・補正力は単焦点レンズと同等で
・頑張ればパパのお小遣いでなんとか手が届くプライス
・おっと、当然ながら寄れるのは大前提。換算100mm時で最大撮影倍率は1くらいだと使いやすいかな。

 というレンズが存在しないからに決まってます。
 まあ、アレです。
 存在したら怖いッスね。(・∀・)

 でも理想でしょ?
 レンズ固有の収差による光学的な欠点を「味」として楽しむ、という目的の人を除くと、そんな夢のレンズが出たらそれだけでオッケーなはず。もちろんより望遠域を望む人もいるでしょうけど、そんなレンズが存在する世界だったら100-2000mm f/1.8 みたいなのがエビスビールの12オンス缶程度のサイズで存在していると思います。もちろんインナーフォーカス・インナーズームで。
 早くそんな時代になって欲しいと心から思う、モノグサな私です。

 たぶんそんなレンズが出たらほとんどの人はもうそれでオッケー。
 なのでほとんどがレンズ固定式カメラになっちゃいますかね。
 それはそれで私は全然オッケーです。
 私はレンズ交換がしたいからカメラを使っているわけじゃないので。
 現状では「仕方がない」からレンズ交換式のSLR(一眼レフ)やMILCS=ミルクス(レンズ交換式ミラーレスカメラ)を使っているわけです。

 でも、そんなレンズができてしまうと、だからこそ「欠点」を「味」「個性」と言い張る、いわゆる「レンズグルメ」が今より増えるに違いありません。
 つまり「レンズ交換式」カメラはいつまで経っても「完成系」になどならないのではないかと思うわけで。

 存在しない夢のレンズを妄想するのはこれくらいにして現実を見つめる事にしましょう。
 そういうわけなので理想のズームレンズがない現状では、ズーム好き、単焦点嫌いの私でも、背に腹は替えられませんので、例えそれが親の敵であったとしても、単焦点レンズを使わざるを得ないのが現状です。
 少なくとも「明るいズームレンズ」っていうのがf/2.8程度とか笑わせます。
 あと、その「笑わせる明るさのズームレンズ」とやらは泣く子も黙る巨漢揃いですから。
 なので「便利」であるズームレンズは暗くてもいいから小さく軽いモノを選ぶのが最近の私のスタイルです。「描写重視」なんてストイックなスタイルを貫いていたのは遠い昔の話です。
 そう、ズームレンズ「なんて」それでいいや、と思うんです、現状は。

 そこで単焦点レンズです。単焦点レンズはf/2.8が「暗い」と言われる世界なので明るさ(F値)にガッカリする事はまずありません。いろんな収差補正を含めて描写力でも、同じF値で撮り比べたら、基本的にズームレンズ以上であることはあまり疑わなくてもいいという安心感もあります。
 さらに同じF値であれば、単焦点レンズはズームレンズより小型で軽量です。

 他の人は知りませんが、私の場合は今のズームレンズでも、基本的に使うのは「テレ端」と「ワイド端」の2つの画角のみ。もったいないというかアホというか。
 普段はワイド端で撮っていて、切り取りたい時はテレ端で撮るわけですね。
 中途半端な画角はあまり使いません。物理的に撮影位置を変えられない場合、つまりズーミングでフレーミングするしかない場合を除いて、ほとんどそういうスタイルです。

 いえ、これでも昔はやってたんですよ?
「今のは28mmの画角だったから、今度は35mmの画角で撮ってみよう」みたいなこと。
 でも、私の標準画角は135判換算24mmなので、28-75とかのズームだと28mmでも狭いんですよ。24mmスタートで標準。
 つまり24mmの単焦点でほとんどオッケーというか。
 でも、画角変えたい時とかあるじゃないですか。
「これは35mmだな」なんて事は私の場合ほとんどありませんが、「これは50mmがいいな」と思う事はあるんです。あと28mmも慣れているので嫌いじゃありません。
 マクロレンズが使いたい時もけっこうあります。
 あと、ズームレンズで便利なテレ端での切り取りなんかもやりたい場面はそこそこあります。

 つまりですね。
 単焦点レンズだとレンズ交換を行いたいときが絶対ある、ということをいいたいのに長々と文字を連ねてきた、と。(・∀・)

 さて、単焦点レンズなのでレンズ交換したいときはレンズ交換するしかありません。
 いや。
 果たしてそうか?
 そこで「予備ボディ」の登場です。
 だってレンズ交換したくないでしょ? 面倒でしょ?
 ゴミ落とし能力については圧倒的な信頼を置いているオリンパスやパナソニックのボディならいざ知らず、それ以外のメーカーのカメラを使ってて外でセンサ面晒してレンズ交換とか、想像するだけで発狂しそうじゃないですか?
 え? 「オレはf/4.0以上絞ることはないから問題無い」ですか?
 そりゃ問題なさそうですね。(・∀・)
 そんな異常性癖の人はともかく、私はノーマルなのでゴミは写って欲しくない。センサのクリーニングとか、昔はやってたけどさすがにもう面倒くさくて勘弁して欲しいですしね。
 まあ、ゴミが付いちゃうときは付いちゃうのですが。

 センサにつくゴミの話ばかりしてますが、問題はそこだけじゃないんですよ。レンズ交換をするというのは相当なリスクなんです。だって落としちゃったりしそうじゃん!
 ツルっやって「あっ」なんて経験、ありません?
 私はあります。(・∀・)
 なのでできれば「その場でのレンズ交換」はやりたくない。
 やるとしたら落ち着いた場所で、しっかりとテーブルなんかが確保された屋内がいいんです。
 
 なのでレンズ交換じゃなくて「カメラごとレンズ交換」、つまり予備機こそ便利。
 一番いいのはまったく同じボディをもう一台、全く同じセッティングにしておいて別のレンズを付けておく、という状況です。
 プロの方はこういう感じじゃないでしょうか。仕事で撮影している時って。
 レンズ主体の撮影だとボディは同じ方がリズムが崩れずいいでしょうし。
 いや、レンズが変わると「そのレンズにあったボディ」みたいな事まで考えるのがプロかもしれませんね。もしくは違うセッティングしたボディとか。

 私の場合、「その辺撮影」なのでそんなに細かく突き詰める事などあり得ませんので、X-Pro2の予備機は単純にX-Pro2がベストなわけですが、シロウトなので同じボディより違うボディを使う方が「楽しい」と思っちゃうんですよね。
 あとなんだかんだいって、予備機ですから「結局使わなかった」なんてこともあるわけで、そうなるとタダの「重り」になります。つまりシロウトの私などがもつ予備機は軽い方がいいし小さい方がいいわけです。
 ということで、X-T10。
 そこはX-E1とかX-A2とかの方が「重り」としてはモアベター(小型軽量という意味。念のため)なのですが、ああいうのはパナソニックのGM5とかそちら側に任せたいと思います。
 ということで、FUJIFILMとしてはX-T10が個人的にはベストなチョイスだと考えております。
 まあ、そう考えているからこそ買ったんですけどね。

 それからX-T10の場合、X-Pro2に欠けている機能を補完して貰うという意図もあります。
 というか……「その意図があった」といういい方の方が正しい気がしております。いつの間にかメインがX-T10で、予備機がX-Pro2になっている現状を鑑みると。

 なぜって、「X-T10は液晶がチルトする」からです。
 普段からコレになれてしまっているので、X-Pro2を使っていると「ああ、そうだった」とガッカリしたりイラっとしたりの連続なんです。
 なのでXF16mmを付けたX-Pro2からXC16-50を付けたX-T10にいったん変えると、そのままX-Pro2に戻らず、「もうこれでいいや」と、ずっと標準ズームで撮ってる自分がいるわけで。

 まあ、そういうわけですからX-T10の事をもう一回書いちゃおうと思った次第。
 前振り長いね(・∀・)

 では、現時点で私が感じたX-T10の○と×です

○(X-Pro2に比べて)小型軽量である
○既述の通り、液晶が稼働する
○機能的なものはX-Pro2とほとんど変わらない
○エントリー系の小型軽量モデルではなく、機能の多さやプログラマブルボタンの多さなどは、他社の中級機以上
○写真より実物の方が質感がよくさほどプラスチッキーとは感じない仕上げ
○「AUTO」モードの存在は地味だけど便利でありがたい
○Eye-Fiカードの電波の飛び(抜け?)がいい(わからない人にはわからない利点)
○内蔵ストロボの存在。加えて調光制御が上手い富士フイルムの伝統を引き継いでいる点
○ブラケットセット×2とエフェクト×2があるモード切替ダイヤルは秀逸
○及第点のEVF。ピント位置拡大もワンタッチだし、これで充分。

×(感覚的な話で恐縮ながら)シャッターの「キレ」が悪い。あと音も大きく締まりが無い
×露出補正ボタンが固くて回しにくい(大半がボディに半分めり込んでる為つまみにくい)
×AUTOレバーのタッチが唐突なのを始め、電源レバーなどの立て付けが悪いなど全体に造りが安っぽい(AFモード切替レバーは悪くないのに)
×暗所になるととたんにEVFのリフレッシュレートががた落ちになる
×再生ボタンが左側にある

 以上。
 ただし「○」については動体などをいっさい撮らない、ダラダラととり続ける連写などしない私のスタイルに於けるものなので、何十ショットもの連続写真が撮りたい人はX-T10など検討せず、素直にX-T1を買うべき。EVFの倍率には充分妥協する余地があると思うけど物理的に「撮れない」ものは妥協のしようが無いので。
 
 さらに加えるなら、これまた私には必須ではない「防塵・防滴」が絶対いる、なんて人もX-T10を選択肢に入れる事自体がおかしいと思われます。選択肢に入れるということは妥協出来る、ということなので妥協出来るなら個人的にはT1よりT10を勧めます。

 こうやって○と×をみると、×はあまりクリティカルじゃないですね。というか、大した×はないと言っていいんじゃないでしょうか。手振れ補正機能が無い、と言いたいところですが、富士フイルムを選ぶということはそういう事ですし、現状はあきらめるしかありません。
 X-T10にE-M10 MarkU程度のボディ内手ぶれ補正機能とゴミ取り装置が付くといいんですけどねえ。

 撮影していてキレのあるシャッターフィーリングのX-Pro2と比較しちゃうと「ああ、廉価版のフィーリングだなあ」なんて機械としてのあからさまな「差」を感じてしまうんですが、それは比較したらの話。EVFの倍率だってT1と比較すると狭く感じますが、ドッチの場合もX-T10単体で見れば特に不満はないんじゃないでしょうか。そもそもX-Pro2のEVFだってT1には敵わないですしね。

 そんな事よりも、気楽にパシャパシャと撮れる「気」にさせてくれるフレンドリーさがX-T10にはありますね。小型で軽いという点もそれを後押ししている感じです。

 予備機と思ってついでに買ったX-T10なんですが、そういうわけですっかりメインになりつつある今日この頃です。
 私にとっては、2400万画素も1600万画素も大して変わらないのとX-T10が私の好みに合っていることもあって、X-Pro2、いらんかも、なんて。(・∀・)
posted by Eir Amy at 12:36| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

2016年03月15日

★在るか? スイス


 そんなわけで(どんなわけ?)X-Pro2の純正アクセサリをチェックした私は……特に興味を覚えませんでした。
 終わり。

P1190235.jpg


 だったんですが!
 翌日、手元にあったカタログをパラパラとめくっていたところ、フト、あるオプションのある部分がある状態であることに気付きました。「あるある」ですよね〜。(・∀・)

 特に必要性はないのですが、あってもいいかな、なんて思いだしたらそれが運の尽き。
 その日の夜には届いておりました。

【X-Pro2用 メタルハンドグリップ MHG-XPRO2】

P1190222.jpg


 まあ、いわゆるグリップですね。
 X-Pro2は1に比べると前後のグリップ部分が見直されてかなりカメラを保持しやすくなっていると思います。特に裏面、親指側の段差が深くなり、形状も相俟って私としてはこれで充分なのです。
 おそらく普段装着する最重量のレンズがXF16mm F1.4R WRだと思いますので、必要性を感じないと言っていいでしょう。
 この手の延長? グリップはソレそのものが盲目的に好きだという変人を除くと、機能としては大きく重いレンズを付けたときにボディを保持する際に楽をする為のもの。
 なので私としては16mmよりでっかく重いレンズを持ち合わせておりませんので必要性としてはなし。そもそもこの手のグリップの多くはメタル製で重いですからムダな重りを付けるなんてナンセンスなお話ですしね。
 
 ではなぜポチってしまったのか?
 それは「あるある」に興味を惹かれたのと、バッテリグリップではないけれどバッテリ室へのアクセスに問題無く(何しろごっぽりと穴が穿たれていますからね)、取り回しのネガがない事。加えて16mmをつけっぱなしで撮り歩くと時に多少楽ちんになるのかも? というのは付け足しですが。

 で、その「あるある」というのが、タイトルです。
 というかタイトルでもう丸わかりですよね?

 実は以前から、某社の方とお話する機会がある毎に「メタルで作るのなら、ついでに底部を○○互換にして欲しい。ンなの簡単でしょ?」って要望していたのですが、某社では少し前からそれがようやく実現しまして私と同じような要望が増えたのだろうなと嬉しくなっていたのです。
 でも買ってないんですよね〜、OLYMPUSの対応グリップは。
 なぜって
「(μ4/3のボディは)ほとんど三脚なんかに付けないしなあ〜」
 ですからね。
 強力な手振れ補正に慣れきっていて、三脚なんてつかうと「負け」かな、と思ったりしていたり。
 もともと三脚を使うような撮影をほとんどしないからなんですが、ね。
 記念写真なんかはミニ三脚を使いますが、それってCompactカメラだったりすることも多いですし、チャチャっとつけてチャチャっとハズして三脚は鞄に放り込む、みたいな使い方ですからマジで三脚撮影、とは違うなあ、と。

 でもたまに星景撮影とかでは(三脚を)使います。
 そんな時はカメラ側にプレートを取り付けて三脚を(正確には雲台を)使用するわけです。

P1190227.jpg


 さて、前振りが長くなりました。
 富士フイルムのカメラのオプショングリップは、伝統的にこの「プレート」機能が備わっているのです。前述どおり、OLYMPUSも私の記憶が正しければ、E-M5 MarkUの外付けグリップからその機能がつくようになりました(最新のPEN-F用も対応。E-M10 MarkUはボディが薄すぎて38mmアリミゾをつけると不格好になるので割愛されたと思われます)。たぶん、他メーカーも含めてこれから増えてくると思います。

 そもそもXF16mm F1.4R WRで星景を撮ろうと思っていた私は、カタログでそのグリップを見て「そういえばそうだったね」と、プレート機能の事を思い出したのです。
 そして
「だったら買っといてもいいよね」
 という流れになった、という。

 いえ、プレート付ければいいんですが、なんというか「並行出し」にチト気を遣うんですよ。
 アレです。クイックレリーズのプレートを取り付けるのと同じです。いや、クイックレリーズそのものですし。
 それが予めビシっと「並行」が出ているというか、そんな事を考えなくていいというのが楽ちんでもあるわけです。

 そう、その互換というのが「アルカスイス互換」といわれるものです。
 アルカスイスの雲台を使った事がある人ならご存じだと思うのですが、このクイックレリーズ機能の秀逸さというか気持ちよさは他のクイックレリーズでは味わえないものなんです。
 しかもガタが来ない(きにくい)構造で耐久性も段違いだと感覚的に安心感を得られる方式なんです。
 方向性にあまり捕らわれないクイックレリーズとは違って、レール式なので脱着時の自由度はありません(二段階でガバっと広がるのでまあ、ほんの少しの差ですが)が、レール敷きならではの取り付けやすさもありますし、慣れればあまり気になりません。

P1190243.jpg


 ということで、アルカスイスのクイックレリーズは「(静かな)デファクトスタンダード」になっておりまして、縦位置でも横位置でも使えるL字型やコの字型の「互換プレート」が主立った各モデル用にいろんなメーカーから用意されているほどなんです。
 パテントとかどうなっているのかちょっと心配何ですが、どうなっているのでしょうね?
 むしろアルカスイスが太っ腹で何もいわないのか、パテントの効力が失効しているのか。そもそもアルカスイス互換(アリミゾ(アリガタ)式38mm)なんてJISネジ山直径5mmとかと一緒のISO規格なのか?
 気になってはいるのですが、めんどくさいので詳細は調べていませんので興味のある方はお調べ下さい。あと、わかったら教えて下さい。(・∀・)

 そういうわけで、特に「プロ」や「ハイアマ」をターゲットにしたモデルにはアルカスイス互換のプレートというのは必須、というか望まれている訳です。
 富士フイルムははやい段階からそれをわかっていて、製品としてユーザーに提供してきました。オリンパスはM5Uでようやく、です。そもそも付加グリップなど必要の無いキヤノンやニコンの一眼レフにはメーカーは用意していませんが、それこそサードパーティのモノがありますのでオッケーです。

 というわけで、X-Pro2にグリップをつけてみた、というお話でした。
 因みにアルカスイスの雲台(のポピュラーなヤツ)はこういうのです。

P1190238.jpg


 私のメイン三脚がこれで、北欧やアラスカにオーロラを撮りに行ったりしたときにもこのセットでしたっけ。三脚あんまり写ってませんが、マンフロットのカーボン三脚です。アルカスイスの雲台を付けたままでスーツケースにナナメで何とか入る、という基準で選んだモデル。
 以前はアルミでしたが、カーボンモデルが出たときに買い替えて、以来ずっとこれがメイン。
 精密な位置合わせを行う巨大なギア雲台を載っけたこれより太くてでっかい三脚もありますけど、最近はブツ撮りも手振れ補正があるし、高感度も使い放題? だしで、すっかり出番がなくなっておりますね。

 でも、車に載っけたり持ち出したりというのはもはやこのくらいが限度かな、と思う脆弱な私でございます。
 実際問題、星野撮影とかはこれで充分です。

 多くの普及タイプの雲台、特に自由雲台だと、ちょっと重いレンズなんかを付けていると、ポジション決めてネジを締めても、微妙に(重量で)下がったりするんですが、アルカスイスのこれはもう「ビタッ」っと止まります。そもそもビタっと止まっているのに動かせるという、「甘噛み」的な締め方でオッケーなんですよね。なのでそれまでその辺の自由雲台しか使った事がなくて、はじめてアルカスイスの自由雲台を使うと「今までの雲台とはいったいなんだったのか?」とカルチャーショックを受ける人が多いのだとか。
 いえ、私もその一人でしたが。
 なので「ちょっといい雲台が欲しい」と思った時にはアルカスイスの雲台を候補に入れる事をおすすめします。
 わたしも雲台はああでもない、こうでもないと、これまで都合三十個くらいの旅を重ねてきましたが、こいつに出会って旅が終わりました。私にとっては「上がり」の雲台なんですよね。

 ということで、アルカスイス互換のプレート(というか段差?)付きグリップは地味だけど(一部のゆーざーにとっては)助かるなあ、というお話でした。

 因みに、メーカーのサイトを見るとオリンパスも富士フイルムもあまりこの機能を大々的にプッシュはしていませんね。というか「アルカスイス互換」とは書いてない(たぶん。見つけられていないのかもしれませんが)。

※フジフイルム:アリミゾ式の三脚台座を使用する際のクイックシューとしても使用できます。
※オリンパス :対応の雲台に直接装着可能なクイックシュー対応のレールを搭載しています。

 まあこういう事でしょうかね?
「わかっているよね」
「うん、わかっている」
 みたいな?
 でも本当にそうなのか不安だった場合には問い合わせしちゃうと思うんですが、そんな時にはこまらないのでしょうかね? あくまでも「互換品なら合います」かなあ。「じゃあ、互換品ってどれ?」なんて意地悪く食い下がる人もいそうですが、「アルカスイスとか」とちゃんと会社名とか言うのかなあ。
 そこで提案です。
 メーカーに問い合わせるときは、「合い言葉」を使うんですよ。
 これはもう業界? の暗黙のルール的な合い言葉で、ちょっとベテランなら誰でも知っているようなものにしておくんです。
 でもって電話口とかメールでたった一言こう問い合わせるわけです。

「MHG-XPRO2について質問なんですが」
「はい。どのような事でしょうか?」
「在るか?」
「スイス」
「ありがとう」
「どう致しまして」
 みたいな?
 メールだともっとシンプルで、こんな感じ。

タイトル:MHG-XPRO2の件
本文:在るか?

返信タイトル:Re:MHG-XPRO2の件
本文:スイス

 これでオッケーかと(・∀・)

posted by Eir Amy at 11:23| Comment(0) | TrackBack(0) | ミルクス

2016年03月12日

★FUJIFILM XC16-50mm F3.5-5.6 OIS U

P1190218.jpg


 三本目のXマウント用レンズ。
 色は敢えてシルバー。
 なぜにシルバー?
 それは、X-Pro2には似合わないズームだから。
 似合わないならとことん似合わない方がいい!
 ということで敢えてシルバー!(・∀・)
 でもとりつけてみると意外に……。
 黒にするよりむしろ悪くない気がして、「しまった」という失敗感が……。

P1190213.jpg


 軽くてまあまあコンパクトでよく写る。

XPR20101.jpg

XPR20080.jpg


「史上最強の万能標準ズーム」の称号を(私から)得ているM.ZD1240に比べると万能感はあまりないけど、コンパクトであるこちらの方がいいとさえ思えます。
 少なくともXマウントの標準ズームではまちがいなく「賢者の選択」。

P3120020.jpg
posted by Eir Amy at 16:11| Comment(0) | TrackBack(0) | ミルクス

★FUJIFILM XF16mm F1.4R

XPR20082.JPG


 いつものところで歪曲チェック。
 光学補正のみ。どや! 的な上出来レンズと認めざるを得ない。
 まあ、でかくて目立つような歪曲出てたら、即たたき壊すところでしたからこれくらいじゃないとね。

XPR20091.jpg


 寄れるF1.4。寄れる事による効果にF値の小ささからくるボケの量はAPS-Cでも充分。むしろボケすぎで安楽死が望まれる? レベル。

XPR20084.jpg


XPR20085.jpg


 とは言え、決して「とろけるような」と表現される的な綺麗なボケではなく、ちょっとザワついて固い雰囲気のもの。

XPR20107.jpg


 個人的には全然オッケーですが、「ボケ・ソムリエ」連中はなんというでしょうね。

X70K9184.jpg
posted by Eir Amy at 16:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記